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アメリカ大学院で学べる、アートのミカタ ~アメリカでアートを勉強する利点とは?~

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アメリカ、セントルイスの夏は、日本の湿気の多い暑さにとても似ています。Miwaです!前回の記事ではアメリカの大学院出願に向けての準備についてをご紹介しました。(前回記事)そもそも、アメリカの大学院で美術を勉強するったら、どんなことなんでしょう?!

アートの見方を学んで、アートの味方になろう!

“現代アート”という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、「なんだか難しくって、何が美しいのかわからない“芸術」、みたいなイメージがありませんか?私にはそう見えていました・・。アメリカでは、まさにその現代アートが主軸となって美術の文化が進んでおり、リアルタイムでその文化を勉強をすることができます。日本で重んじられる伝統についての意識みたいな、観念はほとんどありません。私がそんなアメリカの大学院で実践的に学ぶことができたのは「アートの楽しみ方」だと思います。アートの見方がわかれば、アートの味方になれる!(うまい?)そんな事を思い今回の題名にしました。

なんで好き?なんで嫌い?か自問自答。

私がケント州立大学の大学院で制作を始めてから、まず先生がコメントしてくれたのは「君のこの作品、工程は、このアーティストと似ているね。」と、現在活躍している、または歴史上で活躍していたアーティストの名前を並べて教えてくれることでした。その作者たちが、どんな背景を持ってその作品を作ったのか理由を探ったり、他にどんな作者から影響を受けているのかを調べているうちに、“そうか、自分とこの作者のこういうところが似てるから、この作風に辿り着くんだ。”と、作品を通して価値観の交換ができるようになりました。これは、日本の美術大学や、私の通っていていた新潟大学の美術科でも行われていたことですが、やはりアメリカで活動している芸術家の数は圧倒的に多いですし、都合が合えば簡単にその作者の展示を直接見に行けたり、話を聞くこともできるのがアメリカで勉強していて得だな、と思ったところです。特にケント州立大学からは、ニューヨークまで車で6時間ほどなので、毎学期学生旅行があり、美術館やギャラリー巡りがとても勉強になりました。(海外で日本人アーティストとして活動し共感のできるアートを見つけられるようになるまでには時間がかかりました。これは後ほど記事にしたいと思います。)他の活動者を観察して、どうしてそれが好きなのか、どうしてあれは嫌いなのか、どちらの意見についてもじっくり理由を探っていくと、今まで気付かなかった自分の思考に出会えるかもしれません。

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作品を通した会話。

もし誰かが、「君のこの作品のここが理解できないんだ。」と、伝えてきたとしても、落ち込まないでください。解説をできるだけしてみて、自分でも言っていることと見ていることが一致しているのか客観的になって見てみましょう。そうして会話を続けていけば、その人があなたの作品を理解できない理由が、実は相手自身の経験や記憶の中に一致しない(あるいは、理解したくない)ものがあって、その作品の視点と繋がることができないから。なんてこともあるわけです。あなた自身を否定・批判しているわけではないことの方が多いと思います。どうして理解してもらえないのか、それは理解されなくてもいいことなのか、他の作家はどのように工夫してわかりやすい作品にしているのか?など、研究の種にも繋がります。

現代アートは、その名の通り、現代の社会や環境、人、生活など多面にわたって多くのテーマとメディアで溢れかえっています。その圧倒的な種類や形態に驚かされることが多いかもしれません。けれども、そこで後ろ向きにならず、是非作者との繋がりを探してみてください。意外な面で“なんだ、この人の視点は私のと似てるや”なんて、親近感を得られたらきっと芸術鑑賞は楽しくなるはず!

しかし、もうひとつ私がアメリカでアートを勉強していて決定的に感じたところは、少なくともアメリカで活躍している芸術家の多くは、猛勉強している。作者によってはそれなりの知識がないと理解に届かない作品があることは確かです。偏った文化や知識の視点によって作られた作品は鑑賞者の視点を隔てることになりますが、作者の視点が広いほどユニバーサルな作品になることも確かだと私は思います。

作る側と見る側のアプローチをそれぞれに鍛えさせてくれたアメリカの大学院、これからアートで盛り上がっていくであろう日本のアーティスト志望にお勧めの進路です。アートには、政治や社会の制約にも打ち勝っていける強力な表現力を秘めています。あなたも是非アートの味方になって、日々の視点を深めていきませんか。

[画像:2014年 ケント州立大学でのスタジオにて]

MiwaNeishi

今日の一言

アーティストはどこにでもいます。その価値を見出していくのはあなたであり、作り出せるのもあなたです。

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